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若者とコーヒー

最近わか~い人がコーヒーを買いに来るようになりました。と言っても、中学生ぐらいだと思われる男の子です。
最初来たときは、店の前を行ったり来たりしていましたが、勇気を出して入ってきたのでした。

そしてコーヒーを挽いてと言って粉を買っていきました。そしてつい先日もまた来たのでしたが、今度は小さいドリッパーを買うと言い出したので、色々説明をしてあげたのでしたが、興味があるのでしょう、その目はいちずで真剣でした・・・・

しかし、財政的に余裕がなく、手持ちの資金ではいろんなものが買える状態ではありませんでした。でも、ドリッパーは欲しいと言って彼はお金をだしたのですが、ドリッパーを買ってもペーパーがないと粉を入れて抽出できないのです。

そこで、粉はあるの?と聞くと、先日買ったのがあるんで…ということだったので、新品のペーパーを破り1/3ほどプレゼントしました。さらに、その場で豆を挽いて粉も100gほどプレゼントしました。

彼は、とても喜びましたが、ハンドポットやサーバー(受けるガラス容器)が買えないことを残念そうな目で見ていました。というのも、その真剣さに、自分もどうやるかを説明し、どの器具があればこうできるということを教えてあげました。

結局、ハンドポットは200~300円では買えないので、今度お金をためて小さなハンドポットを買いなさいというと、はいと言って納得していたようです。

粉もペーパーもプレゼントしたから、ポットが無くてもやかんで練習しなさいと言うと、はいと言って少し明るい表情になったのでした。

純粋が大好きな自分は、真剣な目をした彼がコーヒーに興味を持ちはじめ、何によって目覚めたのか知りたくなりました。が、またくればさらに色んな話や実演をして教えてあげたいと思っています。困ったらまたおいで…と言って帰しました。


昨日の夜は・・・・・
先日豆を挽くミルを買ってくれた男性が来てくれました。安いミルで挽いていたという彼に、前回、良いミルの説明をしてあげたのでした。結局、歯の出来が粉を左右するので、切れる歯とはどういうものかを色んなミルの歯の部分を見せ、説明したのでした。そして、だいぶ前から残っていたドイツのザッセンハウスのミルを買っていかれました。

そして昨日来たときは、この間買ったミルの良さを実感しているのだと嬉しそうに語ってくれました。こういう時、コーヒーやの親父としては、とてもうれしくて・・・自然と笑顔になります。

国産や中国/台湾製の普及品では、普通に使えても素晴らしい結果というわけにはいきませんが、プジョーやザッセンの歯は同じなので、よく切れます。カットタイプの歯では、豆をつぶさず熱を持たせず微粉も少ない結果がでますし、手で回していて、切れる実感を体感できるのです。国産にもそういう歯のミルがあります。ある程度良いミルを買った方が、後々の満足感が違います。

道具はやっぱりいいものが良いです。

プジョーと言えば、元は鉄やだと思いますが、車や自転車でも有名ですね。昔、プジヨーの車に乗っていた事があります。
フランス料理やさんや洋食レストランに行くと、細長いプジョーのペッパーミルが置いてあります。
歯の構造の写真を探したら、ありました。

さすがに良くできています!胡椒用や塩用、コーヒー用は基本構造は一緒です。↓
m_20008.jpg
プジョー

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